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第13話 配信者の言葉は、学校の誰かを救ってしまう

last update تاريخ النشر: 2026-08-18 19:00:02

水曜日の夜、小毬こはくの配信は、いつもより少しだけ短かった。

 AstraLink共有サーバーへ上がった事前告知も簡潔で、雑談のテーマも軽い近況報告が中心。けれど実際に枠が始まってみると、その“軽さ”の内側に、いつもより張ったものがあることは、画面越しにも伝わってきた。

 久瀬湊人は自室の机に肘をつきながら、その配信を見ていた。

 学校の宿題はもう終わらせてある。

 自分の配信までは、まだ少し時間がある。

 ほんの少し覗くだけのつもりだったのに、気づけば開始からずっと画面を開いたままだった。

『こんばんは、小毬こはくです。来てくださってありがとうございます。今日は少しだけ、ゆっくりお話しできたらうれしいです』

 声はいつも通りやわらかい。

 でも、そのやわらかさの下にある緊張の粒が、今日はいつもより細かい。

 コメント欄はやさしかった。

『こんばんはー』

『今日も来たよ』

『こはくちゃんの声助かる』

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